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弓は馬のしっぽの毛で出来ています。新品の二胡の弓には松脂がついていません。ですから、い
くら弦をこすっても、滑ってしまって音が出ません。弓に松脂（バイオリン用がよろしいようです。）をご
しごしこすりつけてやると、弦との摩擦がアップして音が出るようになります。松脂は定期的につける
必要があります。毎回つける人もいますが、これは好きずきかもしれません。松脂は弾いているうちに
飛び散って、胴の部分とかに白い粉が付着します。これは二胡をしまう時に、ふき取ってあげるほうが
良いようです。松脂がついたところは、ねばねば、べたべたするのです。（笑） 何より松脂がついたと
ころは滑らないので、演奏時に換把とかがしにくくなります。
松脂は「ごしごし」塗らなければなりません。ちょっと「力」入れて馬の尻尾にこすりつける感じですか
ね。松脂を塗ると弓が弦に絡まって滑らなくなるのですが、演奏するほうの左手は「良くすべる」方が
、滑音、換把もやりやすくなります。左手に「ベビーパウダー」をつけたりもしますし、左手の親指の
付け根に絆創膏を貼る方法もあるようです。
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