「トムヤム君とまー!ライオンを訪ねる旅 2005

マラッカ・ステルス作戦その1 マレーシア・マラッカの部

 海賊が出没するマラッカです。土日だけ交通渋滞が起こる観光リソートエキゾチックな古都です。

シンガポールから高速を車でぶっ飛ばして2時間程度です。途中、国境を挟みますので若干時間を要します。

シンガやマレーシア在住者はパスポートだけでOKですが、その他の外国人はパスポートコントロールで「入国

カード」を書かなくてはなりませんのでやたら手間どります。

また、マレーシアが断然物価が安いために、シンガポールから入国するには、車にガソリンを3/4以上入れて

ないと駄目なんですよ。マレーシアからの帰りも、買い物など持込品に関しては税関の検閲が厳しいです。



■スペシャルリンク Tonyさんの「マラッカガイド」
http://tonyjsp.cool.ne.jp/melaka/melaka-index.html
マラッカにむっさ詳しいTonyさんのサイトです。

シンガポールから車で行くとか聞いてたので、すっかり隣のジョホールバル(JB)だと思ってたら、間違ってまし

た。訪問した会社はもう少し先の地名などまったくわからないところでした。(笑)

いずれにしてもJBはロベリー(盗賊)が多く、危険とのことで大きく迂回して通過です。車がJBを過ぎると道は

若干の上下はあるものの、かなりまっすぐです。しかも両脇は見渡す限り、ジャングルに近い「椰子とゴム」の

プランテーションのみ。人の姿など見えませんです。ここでエンストしたらお仕舞いですわ。

現地の客が言うには、このエリアの特徴は「ナッシング!(笑)」が答えです。この何も無いナッシングエリアを

ゴンゴンと進みます。するとぽつぽつと人家が現れてきてマラッカに到着です。


客先の義理の弟さんがマラッカ在住のアーティストで1Fがアンティーク店を経営。2Fがアトリエなんです。

その窓から、道を挟んでチャイナタウンの「いらか」を撮影したのが下の写真。

とてもトラディッショナルな風景です。しかも細かい装飾が丁寧に施されています。

お店は昔からの家をそのまま使ってます。たぶんこのあたりの家はみな同じような構造で、家の大きさは前後

50m〜100mくらい、建屋は一列に3棟建っています。その家と家の間は、中庭を持つ半屋内のアトリウムと

天井が抜けたオープンな空間で構成されていて、中庭にはトイレがあったり、洗濯場があったりするようです。

家の中にそらが見える外が在る文化はなかなかえ〜ですね〜〜。

このマラッカの食べ物や生活様式は「中国とマレーシアの文化が混じった」NYONYAというスタイルのようです。

2Fのアトリエから望む甍。壁面にレリーフ。

中庭のかなり高い梁に施されたレリーフ。2Fの窓から撮影。

中庭のアトリウムから見上げる空。壁面は装飾を
施してあります。
NYONYAスタイルのカレー。丸テーブルなんで、
トレーのざるも、みかんの輪切りみたいに論理的形
をしてるのだ。
チャイナタウンファサード。このお店でカレーを
食べました。古い人家を保存したもの。
古い家のアンチークショップ。
いろんな文化の坩堝の雰囲気が出てます。
ファザードだけ保存されていて住めない家も多数。
すぐ裏が港です。ここから遊覧船が出てます。